お姉ちゃん、遊ぼ~弟は、フワフワ甘えんぼのビションフリーゼ~

30年以上ビションフリーゼと過ごしてきた回顧録です。日々の記録に加え、病院やトリミングなど、その他もろもろについて、情報交換がてら交流を持てたらいいな、と思っています。

新型コロナによる自粛期間中に目にしたニュースにショック・・・

皆さん、こんばんは。

歩です。

 

相変わらずの亀更新で済みません。

ここのところ、母の通院に付き添ったり、私自身が長期間のリモートワークによる運動不足からへばり気味になったりで、中々ブログのほうにまで手が回らずにいました。

 

来週の日曜日には、またジュニの供養がありますので、それまでには体調を整えておきたいと思います。

 

さて、今日ブログを更新しようと思ったのは、ちょっとショッキングなニュースを目にしたことがきっかけです。

そのニュースとは・・・

「新型コロナによる自粛の影響で、保護犬・保護猫の数の増加」というものです。

 

新型コロナ流行による感染拡大を防ぐために、自粛やリモートワークが推奨されている今、自宅で過ごす時間が増えたために、新たにワンちゃんや猫ちゃんを家族として迎えるご家庭が増えたという話は耳にしていました。

 

それ自体は別に構わないのですが、一方で保護犬・保護猫のボランティアの方々が明かしている、

「ここ2,3ヶ月間の保護される保護犬、保護猫の数が、2年前に比べて明らかに2,3倍近くにまで増えている」

という事実に、非常にショックと怒り、そして悲しみを感じています。

 

しかも、一緒に暮らしていた子たちを手放す理由を聞いてみると、

いざ飼ってみたら、

  • 先代の犬と相性が合わない
  • 子供が飽きた
  • 思った以上にお金がかかる上に、世話がかかる

などなど、どれもこれも手前勝手な人間の理屈ばかり。

聞いていて、反吐が出そうでした。

 

私がビションフリーゼと一緒に過ごし始めたのは、2歳の頃。

ディズニー映画のピーターパンが大好きで、その作中に登場する「ナナ」というお世話犬に憧れてか、外で会う大型犬や小型犬を可愛がる私を見て、両親は犬を家族として迎えることを決めたそうです。

そうして初めて我が家で迎えたのが、初代のビションフリーゼ、ナナでした。

それ以来、私はナナが17歳で亡くなるまでの間、姉弟として一緒に過ごしていましたが、その間両親が度々口にしていた言葉があります。

 

それは、

「一度家族として迎え入れた以上、絶対に最期まできちんと面倒を見る。

 それが、飼い主としての責任だから」

というものでした。

 

当時、まだ小学生だった私にはその意味がまだピンときていませんでしたが、今思えば、両親は「命あるものを預かることの責任」というものを、きちんと理解していて、それを私に教えてくれていたんだろうと思います。

ですから、こうして折角家族に迎えたはずのワンちゃんや猫ちゃんを、捨ててしまう、という行為は、私からすると「家族を捨てる」という残酷極まりない行動に思えてしまいます。

 

「相性が悪いから仕方ない」「金銭的な都合が合わないから仕方ない」

「子供が飽きたから仕方ない」・・・

 

人間側からすると、きっともっと沢山の「仕方がない」があると思います。

 

けれど、どんな「仕方がない」という理由でも、それで納得できるのは人間側であることを、ワンちゃんや猫ちゃんを捨てる人は自覚してほしい。

 

「僕は、私は、家族じゃないの…??」

 

捨てられるワンちゃんや猫ちゃん達が、言葉に出せない悲痛な気持ちを抱えていることなどに、微塵も気づかない、下手したら気付こうともしていない、そんな軽々しさが透けて見える無責任極まりない飼い主が、最近とても多くなったように感じています。

 

 

私の周りには、愛犬家、愛猫家の人たちも多いですが、中には、

「最後まで面倒見切れる自信がないから、犬や猫は好きだけれど、飼わない」

と公言している友人もいます。

そんな友人を、偽善者呼ばわりする人もいるのですが、私はこの友人の考え方がとても好ましく思っています。

命を預かる立場として、最後まで面倒を見切れるかを慎重に判断したが故の結果だと思うからです。

 

新型コロナによる自粛の影響で、悲しい思いをする捨て犬や捨て猫がこれ以上増えることがないよう、心から願ってやみません。

皆さんはどう思いますか?

よければ意見いただけると嬉しいです。