皆さん、こんばんは。
歩です。
実は先週から、遅めの夏季休暇を取得しておりました。
とはいえ、まだワクチン未接種の身としては、どこかに外出するのは躊躇われるので、大人しく家でDVD見たり、ヨガやったり、1人カラオケの練習したり、と引きこもり生活ど真ん中で過ごしています…。
世の中は台風と新型コロナのダブルパンチですね。
ようやく新型コロナの新規感染者数が減ってきたとはいえ、まだまだ油断ならない状況、皆さんも引き続き感染には十分にお気を付けください。
さて、今日記事を書いたのは、数日前、あるニュースを目にしたことがきっかけです。
そのニュースとは…「長野県松本市の悪質ペット業者に家宅捜査」
警察に情報提供があり、動物愛護管理法違反の疑いで家宅捜査されたというそのペット業者は、前々から指導が入ったり、虐待が色濃く疑われていたらしいのですが、実態が明らかになってくるにつれ、
- 保健所に「2つの施設で600匹」と届けていたが、実は「1000匹近く」だった
- 麻酔なしで、帝王切開手術をしていた
- 一生ケージ内で過ごしていたワンちゃんもいた
等々、目をそむけたくなるような酷い事実が次々と報道されていました。
その惨状たるや、獣医師に「災害級の動物虐待」と言わしめたほどです。
そのニュースを見た時、私と母はショックで、しばらく気分が落ち込むほどでした。
そんな劣悪な環境で生きてきたワンちゃん達が負ったであろう、身体的、そして何より精神的な傷を思うと、胸が張り裂けそうで、たまりませんでした。
前にも、新型コロナの流行で、安易な気持ちでワンちゃんや猫ちゃんを家族に迎えたけれど、
- 「やっぱりお金が掛かるからいらない」
- 「子供が飽きたからいらない」
- 「手間が掛かるからいらない」
と、無責任極まりない飼い主が増えている、という記事を書きましたが、
今回のニュースは、その内容をはるかに凌駕する、まさに地獄絵図を思わせるような衝撃的なものばかりです。
特に耳を疑ったのは、無麻酔・無資格で連日帝王切開を行っていた、という証言。
何で、こんな酷いことができるんでしょうか?
出産は、母体にも、そして生まれてくる赤ちゃんたちにとっても、命がけであることは、最早医療従事者のみならず、多くの人たちが周知のとおりです。
それは、人間だろうが、ワンちゃん猫ちゃんだろうが、その他の動物たちであろうが、同じです。
帝王切開は、自然分娩では危ない、と診断された時の最後の手段。
それでも、母体、胎児ともに大きな負担がかかるから、最大限にケアしてあげるべきなのに、
「無資格」の人間が、「麻酔無し」で帝王切開を「連日」?
ふざけるな!!!!!
と、声を大にして、叫びたかったです。
人間でいえば、自分の腹を、他人がいきなり包丁などで切り裂いているようなもの。
こんなことをすれば、「痛い」なんてレベルじゃありません、下手したら普通に「死」に決まっています。
そんなことも、このペット業者は想像できなかったのでしょうか?
それとも、相手が「人間」じゃないから、「犬」だから、どうでもいい、とでも思っていたのでしょうか?
いずれにしても、最早、人間ではなく、悪魔の所業だと思いました。
捨て犬や捨て猫などの保護活動や、飼育崩壊、飼育放棄に対する意識が高まり、テレビやCMなどで取り上げられる機会が多くなったとはいえ、摘発されるのはまだまだ氷山の一角なのでしょう。
ヨーロッパやアメリカからみれば、日本は、「ペットに関しては、三流国家」と言われている。
その意味が、事実として突きつけられているようなこのニュース。
日本が、一刻も早く、こんな不幸な目にあうワンちゃんや猫ちゃんたちを始めとする多くの動物たちに優しい国になれるよう、心から祈ると同時に、今回、保護されたワンちゃん、そして摘発前に移送されたと思われるワンちゃん、全てのワンちゃん達の悲しみと痛みが、少しでも癒されてほしいと思っています。