お姉ちゃん、遊ぼ~弟は、フワフワ甘えんぼのビションフリーゼ~

30年以上ビションフリーゼと過ごしてきた回顧録です。日々の記録に加え、病院やトリミングなど、その他もろもろについて、情報交換がてら交流を持てたらいいな、と思っています。

【新たな子犬を迎えたい~母の後悔:To ジュニ】

皆さん、こんにちは。

歩です。

 

新春の挨拶をしてから、ほぼ丸1か月、更新もせずに放置状態になっておりました…

職場で急遽チームメンバーが休職したり、繁忙期なのに余計な仕事を追加されたりなどで、私自身ストレスMAXな状態が続いてしまい、中々こちらに手がつけられずにいました。

 

おまけに年明け早々にあった数年ぶりの大雪で、外ですっ転んで腰を強打してしまい、ちょっとぎっくり腰気味であまりPCに長く座ってられなかったのです…。

幸い、着用していたコートがうまくクッションになってくれたのと、転倒した場所が広い歩道だったため、そこまで大事に至りませんでした

皆さん、本当に積雪後の路面凍結には気を付けてくださいね!

 

さて、前回は、ジュニの葬儀を終えて四十九日を迎えるまでの間、母が先代の愛犬、ナナに対して抱いていた後悔について書きました。

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今回は、母がジュニに対して抱いていた後悔についてお話していきたいと思います。

では、どうぞ。

母が、3代目のビションを迎えたい、と言った理由は2つある。

1つは、当たり前にあったジュニの存在がなくなり、そこかしこに残るジュニとの思い出を振り返るうちに、寂しさがつのり、新たな家族を迎えたくなったから。

そして、もう1つが、「生前のジュニに対する後悔」だった。

 

子犬だったジュニを我が家に迎えた当初、私達の心のどこかには

「ジュニも、ナナと同じように接していれば大丈夫」という思いがあった。

 

ジュニが我が家にやってきたのは、ナナの時よりも17年以上も後。

それだけの時間が経っていれば、日本におけるペットに対する意識改革や、ペット業界に対しても色々進展があってもおかしくないのに、当時の私達はそういったことに目を向けていなかった。

 

またビションフリーゼと一緒に過ごせる時間が増えた。

そのことに舞い上がってしまっていたと思う。

 

勿論、何もしなかったわけではない。

ジュニのご飯やトイレ、しつけ、動物病院やトリミングなど、基本的なことは全部やった。

ナナと一緒に過ごしていた時にお世話になった先生から教えてもらったことなども、全部反映した。

 

けれど、圧倒的に欠けていたのは、インターネット普及が爆発的に進んだこの時に、簡単にワンちゃんと一緒に過ごすことについての情報が得られるにも関わらず、積極的に情報を得ようとしなかったこと。

そして、その情報を知っても、今までのやり方にこだわるあまり、新しいやり方について中々踏み出そうとしなかったこと。

 

この二つだった。

 

例えば、ジュニのご飯。

母の手作りトッピング(カボチャ、サツマイモ、ブロッコリーの茎など)を加えるベースに使っていたのが、ドラッグストアやペットショップで買える安価なドッグフードだったこと。

 

ジュニは、その安価なドッグフードに含まれる物質のアレルギー症状が強く、一時期全身の皮膚が赤く、フケが大量に発生するなど、毛艶も悪いといった状態が長く続いたことがあった。

あの子も、全身が痒いとよく足で掻いたり、全身を擦り付けたり、噛んだりすることが多く、私達も頻繁にトリミングに連れて行ったが、一向に状態がよくならなかった。

 

この頃には、コストが高いけれど安全で良質なドッグフードの紹介が、web上で多くされていたというのに、私達はそのことを知りもしなかった。

 

更に、病院。

 

以前、動物病院を選ぶにあたって、「こんな病院はダメだ!」と私が感じたエピソードを記載したことがあるが、

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その病院の先生が、

・薬を出しておきます

・もっとひどい子もいます

・症状が悪くなったら来てください

何を言っても、その場その場での凌ぎ治療、薬漬け療法で、ナナを担当してくださった動物病院とはだいぶ方針が違う。

そのことに違和感を感じながらも、もっといい病院を探そう、病院を変えようとしなかったこと。

 

ペット保険の加入を渋ったこと。

毎日の健康チェックを怠ったこと。

リンパ腫を患っていることに、もっと早く気付いてあげられなかったこと。

 

 

それら全てのことが、ジュニに対する猛烈な後悔として、母の中にあった。

 

母;

「もう一度チャンスがあるなら、ジュニに謝って、やり直したい。

生前、私がきちんとしてあげられなかった部分、全部ちゃんとしてやりたい。

ジュニ、ごめん。本当に、ごめん。お母さんが悪かった…!」

 

こんな風に泣いてジュニに詫びる母の姿を、この頃何回見たか分からない。

 

そして、母の言葉はそのまま私にもあてはまることだった。

家で一番インターネットに触れる機会があって、ペット保険や、動物病院尾選び方、愛犬のご飯についてなど、様々な情報を得られるチャンスがあったにも関わらず、それをしようとしなかったこと。

そして、情報を得た後も、そのことについて両親に提案しつつも説得までしようとしなかったこと。

 

全てが後手後手だった。

ジュニがアレルギーで苦しんでいた時、もっと自分から調べていたら。

もっと良質なご飯を若いうちからあげていたら。

もっといい病院を早いうちから探せていたら。

ペット保険の加入を強く両親に薦めていたら。

ジュニはもう少し、長く生きていられたかもしれないのに。

 

後悔先に立たずとは、まさにこのことだった。