お姉ちゃん、遊ぼ~弟は、フワフワ甘えんぼのビションフリーゼ~

30年以上ビションフリーゼと過ごしてきた回顧録です。日々の記録に加え、病院やトリミングなど、その他もろもろについて、情報交換がてら交流を持てたらいいな、と思っています。

【新たな子犬を迎えたい~私の迷い】

皆さん、こんにちは。

歩です。

 

皆さん、こんばんは!

 

相変わらずの亀更新で済みません。

実は、また転職することになりました。

先月は、その一次面接と最終面接の準備に追われていたことと、現職に新人さんが入ってきたことによる引継ぎやサポートに時間がとられていた為、中々ブログを更新する時間が取れませんでした。

 

いつも読んでくださっている読者の方々、本当にお礼申し上げます。

 

ここ数日、春一番らしく風が吹くわ、花粉の飛散情報が出るわ、一気に春が近い感じになりましたね。

気候の変わり目ですので、お体に気を付けて、そして新型コロナ感染にも負けず、過ごしていってください。

 

さて、前回までは、母が新たなビションフリーゼの子犬を迎えたいといったこと、そう思うに至った背景にある、ナナとジュニへの母の後悔について書きました。

lymphoma.hatenadiary.com

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今回は、その話を受けて私が感じたことについて、振り返って書いていきたいと思います。

では、どうぞ。

母の後悔について、私は否定も肯定もしなかった。

正直に言うと、私自身、ナナやジュニに対して

「至らなかったな」「もっとこうしてあげたかったな」

と思う部分は少なからずあったからだ。

 

そうだね、と肯定してしまえば、それは母を余計に追い詰めてしまうことになるし、違うよ、と安易に否定したところで、上っ面でしかない。

 

愛犬を亡くした後、その悲しみを中々乗り越えられない人も少なくはない、と聞いている。

母も紛れもなく、その内の1人だ。

先代ナナが亡くなった後、すぐにジュニを迎える方向に動いたのも、新たな子犬を迎えることで悲しみを癒そうとした結果なのだろうと思う。

その時は猛烈に反発した私だったが、不思議と今回は腹は立たなかった。

母が、当時の私の気持ちを理解してくれたこと、そして私自身も母の気持ちを理解できるようになっていたことが大きく働いていたのだろうと思う。

 

ただ、母の気持ちや考えが理解できることと、新たな子犬を迎えること話は別のように感じた。

 

両親は既に60代後半に差し掛かっている。

当然、飼い主の年齢上限に引っかかってくるので、飼い主は娘の私になる。

そして、次に迎える子が寿命を迎えるころは、両親がかなりの高齢になっていることが予想されるのだ。

その時、私はともかく、私が仕事などで不在の時に、ちゃんと両親にその子の面倒を見ることができるのか。

 

一度、家族として迎え入れた以上は、何があっても最後まで責任を取って面倒をみる。

 

わが家での無意識の鉄則だ。

面倒を見られなくなったからといって、譲渡したり、捨てたりするなど、絶対にあってはいけない。

最後まで面倒を見切れる自信がないのなら、寧ろ飼うべきではない。

 

そして、今の状況で、私達にそれが可能なのだろうか?

安易に決断を下すのを避けるために、私は母にこう返事をした。

 

私;

「お母さんの気持ちも分かる。

正直、私も寂しいから新しい子を迎えたいという気持ちもある。

だけど、それで新しい子を迎えた後、最後までナナやジュニにしてあげたように面倒を見られる自信、ある?

私は年齢的に問題ないだろうけれど、母さんも父さんも、段々きつくなってくると思うよ。

経済的にも体力手にも。

今みたいに、身体がしんどいから休む、とか、病院が怖いから行きたくないから、とか言ってられないよ。

お金が足りなかったら、それこそ在宅ワークでもポイ活でも何でもして、節約するとかしないといけないよ。

今まで回れ右してきたこと、全部取り組まないといけない。

基本的には私が飼い主という形になるけれど、私だって仕事があるから、ずっと一緒にはいられない。

私がいない時にはどうしたって、母さんと父さんにメインに面倒を見てもらうことになる。

そんな時、2人が倒れたりするようなことがあったらダメなんだよ。

今、私が言ったこと、きちんと向き合って行動していく覚悟はある?」

 

正直、ジュニを亡くして傷心状態の母には、かなりきつい言葉かもしれない、という自覚はあった。

けれど、3人目の家族として新たなビションフリーゼを迎えるにあたっては、

・年齢(体力面)   ・経済力(ご飯や病院やトリミング等の必要経費)

の二つは、現実問題として直視しておかなければいけないと私は思っている。

 

父は、

「父さんはもう体力的にかなりきつくなっている部分もあるからな…

でも、次に飼うなら猫でもいいな」

と言っており、次の子を迎えるにあたっての問題点をきちんと認識していた。

 

けれど、母はまだそこまで考えが至っていなかったようだった。

 

母;

「そう、だね…お母さん、ちょっとそこまで考えていなかった。

歩の言ったこと、大事なことだね」

 

歩;

「お母さんの気持ちも分かるよ。

新しい子犬を迎えてもいいかな、って気持ちは私の中にもある。

でも、そのためには私も母さんも父さんも、覚悟して取り組まなきゃいけないことがある。

だから、よく考えて。

よく考えた上で、母さんがどうしても新たな子を迎えたい、というなら、私も頑張るから」

 

新たな子犬を迎えたい、その気持ちは嘘じゃない。

でも、安易に迎えないためには、私達全員の覚悟と決意を固める必要がある。

だから、真剣に考えてほしい。

 

そんな私の迷いを、母は今度はちゃんと受け止めてくれていた。