お姉ちゃん、遊ぼ~弟は、フワフワ甘えんぼのビションフリーゼ~

30年以上ビションフリーゼと過ごしてきた回顧録です。日々の記録に加え、病院やトリミングなど、その他もろもろについて、情報交換がてら交流を持てたらいいな、と思っています。

新たな子犬を迎えるのか?周囲に感じるジュニの気配①

皆さん、お久しぶりです!

歩です。

 

長らくブログのほう、更新ができていなくて済みません。

 

実は再び転職いたしまして、それに伴う前職での引継ぎと、現職への入社手続き、そして、現職での通勤時間が約2時間になってしまった関係で体力的にきつく、中々ブログを更新する時間が取れませんでした。

 

ただ、現職での仕事は元々私の畑に近い分野で、ずっと前から私が携わってみたい、と思っていた内容だったので、仕事自体には非常にやりがいがあるものです。

もう少し、時間のやりくりなどができるようになったら、こんなに時間を空けずに更新していきたいと思っておりますので、皆様今後ともよろしくお願いいたします。

 

さて、前回は、母の「新しい子犬を迎えたい」という気持ちを聞いた上で、私自身も賛同しつつも、安易に決断はできない、と迷っていたところまでお話ししました。

 

lymphoma.hatenadiary.com

 

とはいえ、私自身が迷っていたのは、もう1つ、別の理由があります。

それは、ジュニが虹の橋を渡ってから暫くの間、私も母も周囲でジュニの気配を感じることが多々あったから、というものです。

今回はそのことについて、少し掘り下げて書こうと思っています。

そんなバカな、と思われる方も当然いらっしゃると思うので、そういったものに抵抗のある方は、読み飛ばしてくださいませ。

では、どうぞ。

ジュニが虹の橋を渡った日の夜。

 

私も両親もショックで各々自室に籠り、横になってはいたものの到底寝付くことはできなかった。

けれど、やはり疲れには勝てず、知らず知らずうとうとして、喉の渇きから目が覚めた深夜2時頃のことだった。

 

起き上がって目覚まし時計の傍にあるペットボトルの水を取ろうとしたのだが…左腕が上がらない。

右腕や下半身は問題ないのに、左腕だけが指先は動かせるものの、なぜか力を込めても全然動かせないのだ。

おまけに、左腕のある場所がやたらと周囲に比べて冷たい。

真夏の熱帯夜、エアコンも既にスリープモードで少し蒸し暑いくらいの部屋なのに、その部分だけまるで氷のような冷たさだった。

一体どうしたんだろう…。

 

良く分からないまま、何とか右腕を伸ばしてペットボトルを手に取った途端、急に左腕が軽くなり、持ち上げることができた。

けれど、先程まで私が左腕を置いていた場所は依然として冷たいままだ。

水分補給して一息ついた私は、その冷たさが妙に心地よく、すぐに眠りに落ちてしまった。

 

その翌日。

ジュニに供えるお花の買い出しや、遺影などお葬式の手配などを済ませて、一休みしていた黄昏時のことだった。

自室でぼんやりしていた私の耳に、突然カリカリ、とドアを爪で引っかくような音が飛び込んできた。

思わずハッとして振り返ってしまった。

 

その音は、よくジュニが私の部屋に入りたい時、

「お姉ちゃん、開けて!」

という意思表示で、よく前足の片方でドアを引っかいていた時のものとそっくりだったのだ。

 

まさか、そんな訳ない…そう思いつつ、反射的に私はドアを開けてしまった。

当然、そこにジュニの姿があるはずがない。

でも、確かにあの音は空耳などではなかった。

 

私「ジュニなの…?」

 

思わず自室の中を私は見回した。

あるのはいつもと変わらない、私の部屋。

けれど、ふといつも使っているベッドを見た時、思い当たったことがあった。

 

未明に左腕が上がらなくなり、とても冷たく感じたベッドの一角。

あの場所は、私の部屋に出入りしていたジュニがお昼寝する際、必ず陣取るお気に入りの場所だった。

そして、たまに私の左腕を枕にしてしまうこともあり、そんな時は、私はいつもジュニを起こさないように左腕を引き抜こうとして、結局失敗していた。

 

もしかして、未明にジュニは霊魂という形で私の傍にいたんじゃないのか。

そんな考えがふと頭をよぎった。

 

この時だけなら、そんなのただの偶然だよ、と周囲に言われても納得したと思う。

けれどこれ以降、私は何度も「あれ?」と思うような現象に遭遇することになった。