お姉ちゃん、遊ぼ~弟は、フワフワ甘えんぼのビションフリーゼ~

30年以上ビションフリーゼと過ごしてきた回顧録です。日々の記録に加え、病院やトリミングなど、その他もろもろについて、情報交換がてら交流を持てたらいいな、と思っています。

1/2 羽田空港における衝突事故で失われた2つの命…奇跡なんて起こってない

ご挨拶の前に

能登半島地震および津波で被災された方々にお見舞い申し上げます。

一日も早い復帰が叶いますよう、心から祈っております。

 

 

皆さま、お久しぶりです。

歩です。

 

長らくブログをほったらかしにしてしまい、大変申し訳ありません。

就業先が移転し、通勤時間が2時間越えとなってしまっい、休日すら体力回復のために休むことが多く、ブログの更新時間が取れませんでした。

 

この度転職し、同時にしばらく体力回復に努める期間があったことから、ようやく身辺周りが落ち着き、こうしてブログを更新できる時間が取れました。

 

おかげさまで、一昨年我が家に迎えた3代目の子犬はすっかり成長し、今や立派な成犬となっています。

こちらについても、少しでも書いていこうとしていながら、気が付けばあっという間に時間が過ぎ、全く更新できず…。

 

これから少しずつアップしていきますね。

 

さて、今回久しぶりの更新となったわけですが、今回久しぶりに記事を書いたのは、能登半島地震のショックの最中、立て続けにおきた羽田空港での日航機と海保機の衝突事故の件です。

 

多くのメディアでは、乗客は全員無事で、奇跡の脱出だと報道されている中、私は炎に包まれていく日航機を見て、真っ先に思いました。

 

「どうか、あの機体の中に、ペットがいませんように!」

 

あの炎の中で、狭いケージの中で逃げられないまま、炎と煙にまかれて、恐怖のまま、失われていく命がありませんように…!

とひたすら願い、その夜はまんじりともせず、落ち着かない時間を過ごしていました。

 

しかし残念ながら、結果として2件のペットの預かりがあったこと、そしてその救出は叶わなかったことは、既に報道にあった通りです。

 

そのため、「奇跡の脱出」という言葉で報道するメディアに、私は著しい疑問を抱きました。

 

「失われた命は、2つあったのに、奇跡って何?」

 

そう思って、ずっともやもやしていました。

この事故で亡くなったペットとそのご家族に対して、あまりにも無神経ではないかと思いました。

 

もし自分がその立場だったら、死に物狂いでも機内に戻って、家族を助け出そうとしたに決まってる。

もし自分のペットがそこにいたら、助けを求めて必死に叫んだかもしれない。

閉じ込められているケージから必死に逃げ出そうと暴れたかもしれない。

貨物室に流れてくる煙で苦しくて、たまらなかったかもしれない。

 

そう思ったら、ペットを亡くした飼い主の方々の心情が計り知れず、本当に気の毒でなりません。

 

それなのに、「奇跡」って?

ペットも全て無事で、初めて奇跡でしょう?

この事故で、奇跡なんて起こってない。

 

この事故がもし、動物園に輸送するための、動物輸送専用の飛行機で起こっていたら?

そして、動物が乗っていた飛行機が炎上したら、やっぱり動物を置いていくの?

メディアは、「悲劇」として取り上げるの?

それなら、今回失われた二つの命は、「悲劇」じゃないの?

 

奇跡の脱出、この報道自体が、ペットを家族として接する全ての人に対して、「人間 > ペットである」という価値観そのものをぶつけているような気がしてなりません。

 

どうか、この事故でペットを亡くされたご家族に、少しでも寄り添って。

寄り添うだけでなく、深く考えて、言葉を選んで報道してほしい。

 

今回の事故で、亡くなったペット達に、心からのお悔やみを申し上げます。