【四十九日前:愛犬ロスの私達と、母からの提案】
皆さん、こんばんは。
歩です。
ここ数日、急に寒くなってきましたね。
わが家でも暖房器具や防寒着を引っ張り出してきています。
ただ、エアコンの暖房機能が根っから苦手な私は、ひざ掛けとハロゲンヒーターを愛用しています。
思えば、ナナもジュニもそうでした。
皆さんのところはいかがですか?
新形コロナの変異株、オミクロン株の世界的流行が始まっていますので、変わらず感染対策を徹底しつつ、身体に気を付けていきましょう。
さて、本日からは先週の記事でちらっと書いた、
新しいビションフリーゼの子犬を迎え入れる決断をした経緯について、お話ししていきたいと思います。
多少時間軸が前後してしまいますが、事の始まりは、ジュニが虹の橋を渡り、まだ四十九日を迎えていない頃まで遡ります。
では、どうぞ。
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ジュニのお葬式を終えて、数週間。
未だに、我が家ではジュニのいない生活に慣れないままだった。
ジュニが使っていたごはん皿、水飲み器、お気に入りの洋服、リード、キャリーケース…家の中のどこを見ても、ジュニの面影が色濃く残るものが目に映る。
外に行けば、尻尾を立てて嬉しそうに散歩していたジュニの姿が思い浮かぶ。
その度に、ジュニがもういない、という事実を改めて認識して、涙ぐむ日々ばかりだった。
母は、何とか四十九日を迎えるまでは…と、必死に堪えているようだったし、
父も、お散歩やお風呂、休日のお昼寝など、ジュニと触れ合う当たり前の時間が失われたためか、明らかに見た目が老けてしまった。
私も、当時は転職活動の真っ最中だったのだが、もはや面接対策とか、履歴書の改訂などに取り組む気力もなく、ジュニに供えるお花を買いに行ったり、折り鶴を作ったり、ブログにジュニとの日々を書き起こしたり、と、ジュニとの思い出を振り返る時間を過ごしていた気がする。
趣味の一つである、youtubeでの動物チャンネル視聴なども、全く観る気が湧かなかった。
観ると、どうしても
「動画の中の子と変わらない年なのに、何でジュニは逝っちゃったの?」
「こんな風に、お散歩!ってはしゃげる程、回復してたのに、何であんな事に?」
と、答えのあるはずのない問いが胸の中に渦巻いて、辛くなってしまうのが分かっていたからだった。
けれど、買い物などで外出して、他のワンちゃんや猫ちゃんに会うと、
「可愛いな」
「ワンちゃんや猫ちゃんのいる生活っていいな」
と思ってしまう。
当たり前だ。
わが家はもう30年以上、ビションフリーゼと過ごしてきた。
最初はナナ、そして次がジュニ。
ジュニが虹の橋を渡り、「ビションフリーゼと、家族として過ごす時間がない」ことが、たまらなく寂しい。
そんな風に思っていた、ある日のこと。
母から、こんな提案をされた。
母;
「ジュニの一周忌が終わってからでいいんだけれど…3代目のビションを迎えない?」