閑話休題:ただの目の病気と侮らないで!重大な疾患のサイン
皆さん、こんにちは。
歩です。
本日は閑話休題、「犬の目の病気」について、少しお話ししたいと思います。
犬の目の病気、と聞いて、大体の人は、犬の目が白く濁って見える「白内障」を思い浮かべるかもしれません。
私自身、そうでした。
実際、ジュニは元々少し白内障にかかっている様子があり、シニアになってくれば徐々に視力が衰えてくるかもしれない、とは思っていました。
そのため、ジュニがあちこちにぶつかり始めたり、ご飯や水を探すような素振りを見せ始めた時は、いよいよ白内障が酷くなってきたのだ、と思い込んでいたのです。
しかし、眼科や腫瘍科を担当する獣医さんによると、
「目の病気から、重大な疾患や感染症などに罹っていることを発見するケースは多い」
そうなんです。
そこで今回は、リンパ腫と診断される前、愛犬の目に関する症状にどのような異常が発生していたのかについて、書いていこうと思います。
愛犬の目の異常
前の2つの記事で赤字で示した症状、
・黄色く、粘っこい目やにが大量に出る
・短期間で急激に目が見えなくなる
が見られるようになったら、要注意です。
すぐに病院に連れて行ってください。できれば、犬の眼科と腫瘍科を併設している動物病院がいいです。
犬の目やにの危険なサインとは?
一口に「目やに」と言っても、その殆どは人間と同じく、特に害のないものばかりです。
ただし、以下のような目やにには注意が必要です。
・目やにの色が黄色、または黄色っぽい緑色
・目やにが粘っこい
・急に目やにの量が増える
これらの症状が出た時には、結膜炎や角膜炎などに罹っている可能性があります。
早めに病院に連れて行ってあげてください。
「短期間で急に目が見えなくなる」は、重大な疾患のサインかも!
ジュニに見られたように、短期間 (1週間程度)で急激に目が見えなくなるようなことがあった場合は、実は危険な病気にかかっている可能性があるそうです。
犬の目の病気として、考えられる例としては、
といったものがあげられるそうです。
大体のものは、犬種による遺伝性のものだったり、老化や外傷によるものであったりするそうですが、「脈絡網膜炎」「視神経炎」の2つは、注意が必要です。
というのも、この2つの原因は、「感染症や腫瘍、免疫異常」によって引き起こされているケースが多いからです。
我が家のジュニの場合は、まさに「リンパ腫による視神経の炎症」が原因でした。
(この時の診断の様子については、後日記載しますね)
もし、お宅の愛犬の目が急に見えなくなるようなことがあれば、愛犬の日頃の様子と比較して、何か違いがないか確認しておくようにしてください。
例えば、
- 「急に痩せてきた」
- 「ご飯を食べなくなった」
- 「明らかに元気がなくなってきた」
- 「足腰に力がなくなってきた」
など、明らかに普段と異なる様子が見られてきたら、危険な兆候です。
一刻も早く、病院に連れて行ってあげてください!!
次回も閑話休題、
ジュニの目が急激に見えなくなっていった頃、
私が「盲目になったジュニが安全に、楽しく過ごせるようにした工夫」について、お話ししたいと思います。